住宅リフォームのトラブルが増えています。
業者選びは慎重しなければなりません。
大きな要因は、新築工事と違って、何が起こるかわからないという予測困難性です。
壁の結露や柱の腐食、下地をめくったらシロアリの巣だったなどということは日常的
に発生します。
当初プランの変更などは、
口頭だけでなく文章で残すなどし、トラブルを未然に防ぐ対策が必要です。
問題はリフォームの四大トラブル
①工事費のアップ
②工事の遅延
③要望と違う
④不具合の発生
対応策としては誠実な話し合いにつきますが、お互いの誤解を生じさせないため
にも、口頭約束ではなく、文書として残す習慣が大切。
(紛争解決と健全なリフォーム業者育成が主目的)
①日本増改築産業協議会(略称ジェルコ)
1980年代、リフォーム専門業者が全国各地で誕生します。と同時に、悪徳業者
も出没し、トラブルが続出、これに危機を感じた中堅リフォーム業者は、市場全体
を一つの産業としてまとめ、育成していくために、1983年「有限責任中間法人
日本増改築産業協議会」を発足させた。 (民間組織)
②財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
ジェルコが発足した四ヵ月後、建設省がリフォーム業者と健全な業界を育成する
観点から「財団法人日本住宅リフォームセンター」をスタートさせた。
その後、「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」に名前を変えます。
2004年、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法」が施行され、同法の
目的の一つである「住宅に係る紛争の迅速かつ適正な解決」を遂行するために、
「住宅紛争支援センター」が国土交通省から指名された。
現在では「財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター」として活動している。
(国土交通省管轄)